現役で活躍している最も偉大な登山家は誰か。どんな山男も、ほとんど例外なく、ラインホルト・メスナーの名前をあげる筈です。

8,000m以上の山を6回も征服したのは、メスナーただひとり。
でもそれ以上に誰もが驚嘆するのは、彼は酸素ボンベの助けを借りずに、山に挑むことです。
登山用具の発達とともに、技術的な色彩がいっそう色濃くなってきた登山。

その風潮の中でメスナーだけは全く独自の哲学をもっています。
「私は登山の問題はスポーツ用品店ではなく、山で解決したいと思う。」
そう言い切る彼の素晴らしい業績は、1970年、ナンガ・パルバット(8,125m)の征服に始まります。1975年にはペーター・ハーベラーとともに、ヒドン・ピーク(8,063m)登頂。

続く1978年にはエベレスト(8,848m)登頂に成功。

その3ケ月後には、ナンガ・パルバットに単独登頂。まさに想像を絶するタフネスぶりです。

しかしメスナーでさえ必要とする道具がいくつかあります。
そのひとつがロレックス オイスタークォーツなのです。

「私のことを狂気だという人もいるが、私は正確で信頼できる時計を持たずに登山することこそ狂気だと思う。
ロレックスは最高の時計であり、これを持たない登山など私には考えられない。」

この彼の言葉は高度8,000m、零下40℃。
そのうえ酸素も希薄な状況で、ラインホルト・メスナーも彼のロレックスも、共に完璧に活動しつづけることを、何よりもはっきり証明しています。

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