次の予定は時計業界のみならずブランド物リサイクルで
注目を浴びる名古屋の勇「コメ●」を襲撃する
ここでは軍曹殿の指揮の下ホンコンさんを煽って
エルメスあたりを買わせちゃおうという計画が隠密裏に進められていた
(太字部分はホンコンさんの原稿からの抜粋)

東京初進出を果たした●メ兵は思ったほど大きな店ではなかったっす。
客層としてはカップルがとても多かったようでした。
時計コーナーでは彼女に「これがサブマリーナってんだよ。」なんていう声も聞かれたりして、どちらかといえばビギナーさんが多いような気がしたっすね。
値段的には金無垢を中心に確かに安いかも。
ロレジウムメンズのユーズドが税込みで60諭吉を切ってたっす。

部隊は有楽町のコ×兵へと移動した。
時計とブランドバッグをひとしきり見たあと、関西人と思える乗りで銀次さんが自分の5513を査定してもらうと言い出した。
バッグコーナーの横に自動扉があり、中に入るとまるで歯医者を思わす受付、更にスリガラスの扉があり鑑定士が待ち構えていた。銀次さんは15諭吉を予想していたが13諭吉だった。
すかさずカリメロさんがフォローに回る。
「アンティークはこういうところでは評価が低いですよね。」
さらに軍曹殿が続く。
「ネットオークションで売ったほうがいいですよ。」
売る気のない銀次さんをみて、私はだまった。

自分の鑑定眼がどのくらいのレベルなのか試すべく5513の査定を試みた。
マイナスポイントはインデックス、針の夜光が焼けている。
ケースが研磨でかなり丸くなっている。
これはおれっちの中ではむしろプラスポイントなんすけど、一般的にはエッジが立ったケースでインデックスはあまり焼けていないものが良しとされるのでしょうがないところでしょう。
プラスポイントとしてはオリジナルのミラー文字盤&ゴールドレター、童夢風防、日ロレ修理明細書あり、というところっすけど、たぶんここではミラー文字盤は評価されないだろうということで15諭吉の査定額を予想した。
査定士の左腕にはベゼルの色が薄くなった1675GMTマスターがあった。「同じアンティークロレックスファンとして言うとこの手のものはうちでは評価が低いんで申し訳ないんですが...。」といいながら出た金額は13諭吉。
この5513は絶対手放す気は無いんですが、こんなに安い査定金額の時計を心底大事にしてる自分がちょっと可愛い感じがしたっす。(笑
)

カリメロさんもホンコンさんもここでは時計よりもバッグの方に関心があるようでした。
軍曹殿の指示通り、再三ホンコンさんを煽ってみたのだが、奥様から絶対何も買ってくるな!
との指令が出てるそうで全く乗ってこなかった。
誰かが何か高い買い物をするのが何故か嬉しいおれっちはちょっと物足りなかった。

カリメロさんの飛行機の時間が迫った。みんなで改札口で別れのあいさつを交わす。ベールに包まれた管理人、私しか知らなかった優越感がいま音を立てて崩れてゆく。

カリメロさんの帰りの飛行機は5時半と聞いていが、楽しい時間はあっという間に過ぎてしまうもので、ついに「それでは、そろそろ...。」という聞きたくなかった台詞がカリメロさんからでてしまった。
カリメロさんとの別れの時間は、同時におれっちが帰らなくてはならない時間が迫ってるということでもある。
コメ兵を出て、記念写真を撮った。
今まで一緒にいたのに数時間後にはまた1000km以上も離れてしまうことが不思議な感じがした。

カリメロさんが去ったあと、銀次さんのタイムアップまで喫茶店で反省会を開いた。
カリメロさんに対するみんなの印象は、想像通りという意見が多かった。
仕事内容は知らないが、出張回数の多さや対顧客との接する時間の長さから、どうしても真面目なシチュエーションが多いため、その雰囲気がプライベートでも重なるのかもしれない。

私に対する印象は、もう少し太っていると思っていたという意見が多かった。
これはハンドルネームと芸人が重なるために違いなく、ほんとうは太っているのだがオフ会に向けて3キロ減量して臨んだ。

銀次さんとの別れ際、私はなぜか「選挙の時は応援演説に行きますよ!」とわけの分からないことをいってしまった。

別れが迫っている反省会はやはりちょっと寂しい気分でした。朝の待ち合わせのコーヒーショップのようにもう一度みんなの時計をテーブルに出し合ってワイワイやりたかったがちょっと雰囲気が違っていた。
ここでもう一度kenkenさんの1665童夢風防を見せてもらったおれっちは、うちに帰ったらヤフ●クで1665用の童夢風防を入手して、5513に換装しようと心に決めていた。
ついでに報告いたしますが、オフ会当日の夜1665用童夢風防を落札し、既に換装を完了しています。
1665用の風防は口径、取り付け部分共に5513にピッタリフィットします。
しかし、5513に比べ1665のベゼルはとても分厚いので垂直の立ち上がり部分があまりにもベゼルから飛び出しすぎて、妙な感じになります。
そんな訳で、自家製童夢風防よろしく立ち上がり部分の角を削って丸めて立ち上がり部分を1mm位にしたらすごくいい感じの球面童夢になりました。
「銀次の球面童夢風防作製レシピ」としてアップしてますのでよかったら見てみてね。
頂上部の平面部分がほとんどない1665用童夢風防はやっぱり童夢の中の童夢っす!
ところで、ホンコンさんの「選挙の時は応援演説に行きますよ!」というのは、今度の参院選に出よ!
ということなのでしょうか?

脱走兵が二人出たあとも訓練は続けられた。
今度は銀座方面の突撃訓練だった。ひとつの通りを一気にまっすぐ進み、つぎの通りを今度はまっすぐ戻る。
軍曹殿は大きな交差点でどうしても進めなくなるまで突き進む。
私は後ろから付いてくる衛生兵が心配なのだが、このペアは普段の訓練であうんの呼吸をつかんでいるようだった。
結局エ□ンスを制覇しただけに終わってしまったが、次回は是非、エル×スを加えていただくようお願いしたい。

こうして私の訓練も終了を迎えたが、アグレッシブな軍曹殿が、もしエベレストを目指すと宣言すれば、及ばずながらシェルパーを努めてみたいと真剣に考えた。

私は空港に着き、無事最終便に乗り込んでうたた寝していたが、もし他の隊員が希望すれば軍曹殿は最後の隊員が倒れるまで訓練続行していたに違いない。

それでは皆さん、次のオフ会までたっぷり時間を溜めておきましょう!


最後に今回の参加メンバーと持参時計をご紹介

w-axel軍曹殿=クロノマット、16523白文字盤

嫁軍曹殿=ロレジウム・レディース
(お二方二日間通しての幹事役ご苦労様でした)

浅木夢石さん=アラン・シルベスタイン

astralboxさん=6263手巻きコスモ・シルバー文字盤

Jagさん=初代EXK1655センタースプリット

カリメロさん=YG/デイデイト・ビッグローマン白文字盤

ホンコンさん=’30年代インペリアル(手巻き)

kenkenさん=1665赤シード&ノーマル

1680赤サブ、初代EXK1655ストレート針

張男さん=WD/デイデイト・ブルーエナメル・ミリヤード

銀次=5513サブマリーナ・ミラーダイアル

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